2019年10月 第137回 

下田佳奈様講演

2019年10月8日(火) 19:00~20:30 @リファレンス新有楽町ビルY202

「 妊娠・出産の現場からみた発展途上国の今 ~インド・タンザニアでの経験から~ 」

と題し、下田 佳奈 様にご講演頂きました。

講師

2005年 大阪府立看護大学(現 大阪府立大学 看護学部)卒業

聖路加国際大学 看護学研究科 助教

下田 佳奈 様

講師略歴

大阪府大阪市生まれ

大学卒業後、東京新宿の国立国際医療研究センターにて看護師・助産師として勤務

JICA青年海外協力隊の助産師隊員としてインド農村部に派遣され、2年間、助産師教育・病院の業務改善等に従事する。

帰国後、聖路加国際大学大学院の修士・博士課程に進学。

東アフリカのタンザニアを研究フィールドに、途上国の母子保健の中でも主に分娩時の助産ケアを研究テーマとし約7年に渡って研究を続けてきた。

2017年 博士号取得後より現職。

主に看護学部にて周産期看護学の授業・実習を担当すると同時に、タンザニアを初めとした国内外の母子保健・看護学に関する研究を手掛ける。

講演概要

世界では、妊娠・出産を理由に毎日800人程度の女性が亡くなっています。国際線の飛行機2機分の乗客数に等しい数であり、毎日墜落していることを想像するとその悲劇がいかに大きなものであるかが分かると思います。多くが予防できる死であり、99%は発展途上国で起こっています。

日本では核家族が圧倒的に増え、自身が経験しない限り触れる機会が非常に少ない妊娠・出産ですが、この世に生まれてきている限り、誰もが必ず経験している現場です。本来、希望と喜びで満ち溢れるはずの命の誕生が、どのようにして多くの悲劇に変わってしまっているのか。助産師が担う役割とは。インド・タンザニアでの経験からを元に、日本の現状に関する話を織り交ぜながら、そこから見えてくる発展途上国の今をご紹介できればと思います。

キーワード

母子保健、妊娠、出産、発展途上国、核家族、助産師、JICA、助産師教育、病院、聖路加国際、タンザニア、看護学、看護学部、下田佳奈

参加費用

講演会:1000円

懇親会:3000円程度(近隣で開催・参加は任意)

講演日時

        令和1年10月8日(火)19:00~20:30

            ※講演に引き続き、近隣で懇親会も行います。

会場

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