2019年12月 第138回 

辰巳砂昌弘先生講演

2019年12月10日(火) 19:00~20:30 @リファレンス新有楽町ビルY201

「 次世代蓄電池としての全固体電池研究と府大の今 」

と題し、辰巳砂昌弘 大阪府立大学 学長にご講演頂きました。

講師

公立大学法人大阪副理事長・大阪府立大学長 辰巳砂昌弘 先生

講師略歴

1955年生まれ。

1980年大阪大学大学院 工学研究科 博士前期課程 修了。

1980年大阪府立大学 工学部 助手。同講師(1991年)、助教授(1993年)、教授(1996年)を経て、2005年公立大学法人大阪府立大学大学院 工学研究科 教授。2011年副研究科長(~2015年)、2015年研究科長(~2019年)、2019年大阪府立大学 学長 兼 公立大学法人大阪 副理事長。

専門領域は無機材料化学、固体イオニクス、ガラス科学。工学博士。

講演概要

今年のノーベル化学賞はリチウムイオン電池の研究開発に与えられました。

そのような中、無機固体電解質材料を用いた全固体リチウム電池は、安全で高性能な究極のポストリチウムイオン電池として、実用化研究が加速しています。

ここでは、電池の歴史や電池の種類からはじめて、講師が長年取り組んできた全固体電池に関する最近の研究動向を紹介します。

また、セラミックス系電解質材料の合成や特性評価、リチウムイオン電池を全固体化する際に重要となる界面構築をはじめ、次世代全固体電池としての全固体リチウム-硫黄系電池や酸化物型全固体電池を紹介し、その将来展望について述べます。

今回の講師はまた、全固体電池研究のかたわら、府大の学長として、市大との大学統合にも取り組んでいますが、その現状についても説明します。

キーワード

リチウムイオン電池、全固体電池、ノーベル化学賞、次世代の電池、界面構築、無機材料化学、固体イオニクス、ガラス科学、応化第2講座、学長、辰巳砂昌弘

参加費用

講演会:1000円

懇親会:4000円程度(近隣で開催・参加は任意)

※懇親会金額修正させていただきました。

講演日時

        令和1年12月10日(火)19:00~20:30

            ※講演に引き続き、同ビル会場で懇親会も行います。

会場

本サイトの管理・運営は大阪府立大学東京同窓会が行っています。

各ページの内容に関連するお問い合わせは、当該ページに記載の問い合わせ先までお願いいたします。

Since 2004.5.10 サイトポリシー|©大阪府立大学東京同窓会